投資を長く続けている人を見ると、
メンタルが強いように見えることがあります。
暴落しても平然としていたり、
含み損でも淡々と積み立てていたり。
でも実際は、最初から強かったわけではない人も多いのではないかと思います。
少なくとも、自分はそうでした。
最初は、投資がかなり怖かった
投資を始めた頃は、
資産が少し動くだけでも気になっていました。
特に、数十万円単位の含み損を抱えていた時期は、
証券口座を開くことすら嫌になったこともありました。
だから現金比率もかなり高めでした。
別に戦略的だったわけではありません。
単純に、投資が怖かったのです。
最初は、数千円の下落でも嫌だった
今思えば、不思議なくらいです。
でも理由を考えると、当時の自分にとって数千円は「日常的に使うお金」だったからなのかもしれません。
- 食費
- 日用品/消耗品
- 外食
- 光熱費
普段の生活では、数千円の支出でも普通に悩みます。
- スーパーの割引商品を狙うか
- ワンランク安いものにするか
- セールまで待つか
- 外食をやめて家で食べるか
- サブスクを継続するか
そんなふうに、数百円〜数千円単位で日々判断しています。
投資は、“日常では見ない金額”が動く
投資金額毎の値動きのイメージはざっくり以下の通りです。
| 投資額 | 1日の値動き(±2%) | 年間配当4% | 暴落時(-20%) |
|---|---|---|---|
| 10万円 | ±2千円 | 4千円/年 | -2万円 |
| 50万円 | ±1万円 | 2万円/年 | -10万円 |
| 100万円 | ±2万円 | 4万円/年 | -20万円 |
| 300万円 | ±6万円 | 12万円/年 | -60万円 |
| 500万円 | ±10万円 | 20万円/年 | -100万円 |
| 1000万円 | ±20万円 | 40万円/年 | -200万円 |
投資を始めたばかりの頃は、
この「日常ではなかなか見ない金額感覚」に圧倒されていました。
数千円の買い物でも悩むのに、投資では数万円単位で上下します。
その値動きに対して、私は以下のような日常感覚と重ね合わせていました。
| 含み損・下落額 | 日常感覚だと |
|---|---|
| 数百円 | コーヒー1杯分 |
| 1千〜3千円 | ランチ・外食1回分 |
| 5千〜1万円 | ちょっとした買い物 |
| 3万円 | 1ヶ月分の食費 |
| 5〜10万円 | 家賃1ヶ月分 |
| 30万円 | 海外旅行クラス |
この“日常の金銭感覚”とのギャップが、投資へ踏み出す心理的ハードルになっていました。
もちろん車や家のように、もっと大きなお金を使うことはあります。
ただ、それは毎日の話ではありません。
車なら数年に一度。
住宅なら人生で数回あるかどうか。
でも投資は、日常的に大きなお金が上下します。
だから最初は、感覚が追いつかなかったのだと思います。
少しずつ投資額を増やしていった
そんな中で、投資について少しずつ勉強するようになりました。
- 長期投資
- インデックス投資
- 増配
- 過去の暴落
- 複利
こうした考え方に触れながら、徐々に投資額を増やしていきました。
すると、不思議と感覚が変わっていきました。
もちろん今でも暴落は嫌です。
資産が減れば普通にショックも受けます。
ただ、
「そういう時期もある」
と思えるようにはなってきました。
“楽観”ではなく、“慣れ”だった
振り返ってみると、
これは“楽観的になった”というより、“慣れた”に近い気がしています。
- 相場は上下するもの
- 含み損は起こりうるもの
- 数ヶ月〜数年単位で見るもの
こうした感覚が、経験として少しずつ身についていきました。
投資を始めたばかりの頃は、どうしても日々の値動きが大きく見えます。
でも何年か続けていると、以前なら大事件に感じていた値動きも、少し違って見えるようになります。
これは知識だけではなく、実際に経験したからこそ得られる感覚なのかもしれません。
最初から強い人ばかりではない
投資を続けられる人は、
特別にメンタルが強い人というより、
「怖がりながらも、少しずつ相場に触れて慣れていった人」
なのではないかと思っています。
自分も、まだその途中です。
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