「毎日チャートを見ているのに、なかなか勝てない…」、「SNSで見た手法を試してみたけど、すぐに含み損が増えた…」そんな悩みを抱えている人は多いはずです。
実は、トレードで勝てない原因の多くは「手法のせい」ではなく、自分に合っていない手法を使っていることにあります。
この記事では、デイトレード・スイングトレードなど主要な手法を比較しながら、時間・性格の2軸で自分に合うトレード手法を見つける方法を解説します。初心者でも今日から実践できるステップですので、まずは自分に合った手法を明確にして、無駄な損失を減らしていきましょう。
トレード手法の種類
トレード手法の種類は、細かく分けるともっとたくさんありますが、ここでは3つに大別すると以下の通りです。
| 種類 | 期間 | 特徴 | 向いている人 | ||
| デイトレード | 数分~ 数時間 | 一日でポジションを閉じる | 短時間で相場を見れる、決断が速い人 | ||
| スイング トレード | 数日~ 数週間 | 待てる、トレンドを狙う | 常には相場をチェックできないけど、 待つのが得意な人 | ||
| 長期投資 | 数ヶ月 ~数年 | 安定、複利を狙う | 短期の変動に一喜一憂しない人 | ||
自分に合う手法を見つける2つの軸
時間(どれくらい相場を見れるか)
デイトレードの場合、市場が開いている間中(少なくともポジションを持っている間は常に)相場を監視しておく必要があります。スイングトレードであれば、朝や夜など自分の都合の良い時間帯で1日1~数回チェックするイメージです。長期投資の場合、週1回程度からでも問題ないでしょう。
性格(自分の心理特性)
デイトレードは、
「せっかち」
「含み損を翌日に持ち越すことが不安」
「テクニカル分析が得意」
「小さな利益をコツコツ積み重ねたい」
といった性格の人に向いています。
また、スイングトレードは、
「我慢強い」
「含み損もじっくり待てる」
「ファンダメンタル分析とテクニカル分析の合わせ技ができる」
といった性格の人に向いています。
一方、長期投資は、
「良くも悪くも短期の変動に一喜一憂する必要がなくなるので安心」
「売買頻度を減らしたい」
「ファンダメンタル分析が得意」
「じっくり大きく利益を伸ばしたい」
といった性格の人に向いています。
資金管理の考え方
資金は「手法」ではなく「戦い方」に影響します。
いずれの手法でも少額から可能ですが、ポジションサイズや分散、損切りのルールを決める際に資金量を意識すると安全です。デイトレードの場合、少額でも回転させられるので資金が少ない場合でも可能です。
ただし手数料やスプレッドが気になる場合は、ある程度まとまった資金の方が効率は良いです。スイングトレードの場合、デイトレードよりは資金が必要に見えることもありますが、本質的には少額でも可能です。
資金が大きくなれば、ポジションサイズや分散の自由度が増します。また、長期投資の場合は、資金が少なくても積立投資で増やしていけます。
具体例で考える
<会社員Aさん(スイングトレード向き)>
年齢:40代前半。職業:営業職でフルタイム勤務(平日9:00ー19:00)。トレード時間:朝晩30分ずつ。性格:比較的冷静だが、短期の値動きには少し不安。資金:250万円ほどで運用。
・日中は仕事で忙しく、チャートを頻繁にチェックすることはできない。
・以前デイトレードに挑戦したが、エントリーのタイミングを逃したり、焦って無駄な取引を繰り返してしまい、うまくいかなかった。
・その後、数日〜数週間の値動きを狙うスイングトレードに切り替えたことで、落ち着いて判断できるようになり、無駄なトレードが減少した。
・現在は仕事終わりにチャートを確認し、計画的に売買している。
<在宅ワーカーBさん(デイトレード向き)>
年齢:20代後半。職業:フリーランス(在宅)。トレード時間:日中ほぼ自由。性格:決断が早く、じっと待つのは苦手。資金:30万円ほどで運用。
・在宅で仕事をしているため、日中は相場をチェックできる環境にある。
・ただし、ポジションを長く持つと気になってしまい、夜も落ち着かないタイプ。
・スイングトレードも試したが、含み損に耐えきれず途中で損切りすることが多かった。
・そのため、短時間で完結するデイトレードに集中し、今は「1日の中で完結する安心感」により、安定してトレードできている。
<会社員Cさん(長期投資向き)>
年齢:30代後半。職業:事務職。時間:平日はほぼなし、週末のみ。性格:損益の上下にストレスを感じやすい。資金:毎月3万円を積立。
・投資には興味があるものの、日中は仕事で忙しく、相場を見る時間はほとんどない。
・過去にデイトレードを試したが、価格の上下に一喜一憂してしまい、精神的に疲れてしまった。
・現在は長期投資に切り替え、毎月の積立のみを継続している。
・日々の値動きを気にすることがなくなり、無理なく資産形成を続けられている。
まとめ
最後にやることは、この3つだけです。
・時間・性格を書き出してみる
・書き出した結果から、デイトレ・スイング・長期のどれが合うか決める
・決めた手法で少額からトレードを開始する
この3ステップで、自分に合った手法が明確になり、無駄な損失を減らせます。手法を変えすぎず、まずは小さく実践することが、勝ちへの最短ルートです。
ちなみに私は、中長期投資家に位置します。長期投資戦略については、こちらの記事もご参照ください。⇒バイアンドホールド戦略とは?長期投資を基礎から解説~Buy and Hold Strategy Explained~

