「FIREすると人はダメになる」
FIRE関連では、よく見かける意見です。
- 成長が止まる
- 社会とのつながりがなくなる
- 毎日ダラダラ過ごすようになる
- 上昇志向を失う
確かに、そうなる人は一定数いると思います。
会社員という環境は、
- 締切
- 評価
- 比較
- 昇進
- 周囲の空気
によって、半強制的にPDCAが回る構造だからです。
ある意味、
「成長せざるを得ないシステム」
とも言えます。
だから、その環境がなくなった瞬間、急にエネルギーを失う人がいるのも理解できます。
FIREが人を堕落させるのではなく、“本来の状態”が見える
一方で、私は少し違う見方をしています。
それは、
「強制されなくなると動けない」のなら、もともと受動的だったのでは?
という考え方です。
会社員時代は、
- 周囲が働いている
- 評価される
- 遅れたくない
- 怒られたくない
など、多くの外部要因があります。
しかしFIRE後は、それらが急になくなります。
すると初めて、
- 自分で目標を決める
- 自分で行動する
- 自分で意味を見つける
必要が出てきます。
つまりFIREは、
“その人の本来の性質”
を可視化しやすい状態なのかもしれません。
FIRE後に空虚感を感じる理由
ただ、「FIRE後に空虚になる」という話も、完全に間違いではないと思っています。
会社には、
- 肩書
- 評価
- 承認
- 人間関係
- 緊張感
があります。
これらは、想像以上に強いエネルギー源です。
だからFIRE後に失うのは、お金よりも、
“役割”
なのかもしれません。
会社員時代は、自分でも気づかないうちに、
「必要とされること」
「評価されること」
が日常に組み込まれています。
それが急になくなると、自由より先に“空白”を感じる人がいても不思議ではありません。
FIREして2ヶ月。今のところは暇ではない
私自身、FIREしてまだ2ヶ月ほどです。
ただ現状は、
- やりたいこと
- やるべきこと
- 試したいこと
が多く、むしろ時間が足りないくらいです。
会社員時代は、仕事によって後回しになっていたことが、想像以上に多かったのだと感じています。
以前の記事でも書いた通り、私にとってFIREの大きな目的の一つは、家族との時間であり、時間的・精神的な余白を持つことでした。
今はまだ、その変化を味わっている段階です。
次の目標は、急いで決めなくてもいいと思っている
一方で、
「その次に何を目指すのか?」
というテーマは、いずれ考えることになると思います。
ただ今は、無理に次の目標を決めなくてもいいと思っています。
会社員時代は、常に「次」を求められます。
でもFIRE後まで、焦って新しい山を探さなくてもよいでしょう。
今は、
- 自分が何に興味を持つのか
- どんな生活が心地いいのか
を、ゆっくり観察している段階です。
FIREは人を変えるというより、“増幅する”
今のところ感じるのは、
FIREは人を変えるというより、元々の性質を増幅する
ということです。
外部環境によって動いていた人は、自由になると方向を失いやすくなります。
一方で、
自分の意思で動ける人は、会社を辞めても自然と何かを始めます。
FIRE後に本当に問われるのは、資産額だけではなく、
「自由になった時、何をしたいのか」
なのかもしれません。
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