こんな経験はありませんか?
- 一生懸命働いているのに資産が増えない
- 株を持っている人だけがどんどん豊かになっているように感じる
- 「資産運用は早く始めろ」と言われる理由がよく分からない
その理由を説明する有名な考え方があります。
それが、r > g です。
②r>gとは?
rとgは次のことを指します。
r:資本収益率(株式や不動産など資産が生み出すリターン)
g:経済成長率(賃金やGDPの伸び)
つまり
資産の増えるスピード > 経済全体の成長速度
という関係になっています。
③なぜ重要なのか
例えば、給料が毎年2%しか増えなくても、株式が平均7%で増えれば資産家は働かなくても資産が増えていきます。
その結果、資産を持つ人ほどさらに豊かになります。
④具体例
<Aさん>
年収500万円
毎年2%昇給
<Bさん>
5000万円を年7%運用
のケースでは、
- Aさんの給与増加
- Bさんの資産増加
を比較すると増加額の差は年々広がっていきます。
| 年増加額の推移 | Aさん | Bさん |
| 1年目 | 10万円 | 350万円 |
| 5年目 | 11万円 | 459万円 |
| 10年目 | 12万円 | 643万円 |
| 15年目 | 13万円 | 902万円 |
| 20年目 | 15万円 | 1266万円 |
| 25年目 | 16万円 | 1775万円 |
⑤投資心理との関係
多くの人は
- 暴落が怖い
- 今は高そう
- もっと下がってから
と思って投資を先送りします。
しかし、r>gの世界では、投資を始めない期間そのものが大きな機会損失になります。
心理的には安心でも、長期的には資産形成を遅らせる原因になります。
⑥FIREとの関係
FIREは、生活費<資産収益 を作ることです。
つまり、働いて得るgではなく、資産が生み出すrで生活する状態です。
だからFIREは、rを味方につける生き方とも言えます。
⑦注意点
rが必ずgを上回る保証はありません。
暴落もあります。
数年間はマイナスになることもあります。
それでも世界株式は長期では経済成長を上回るリターンを生み出してきました。
だから長期・分散・積立が重要になります。
⑧まとめ
「r > g」は、資産の増える力(r)が経済や賃金の成長(g)を上回りやすいという考え方です。だからこそ、資産を持つ人ほど、その資産がさらに資産を生み出しやすくなります。
もちろん、短期的には株価の下落や景気の悪化もあり、常にrがgを上回るわけではありません。しかし、長期的な視点では、資産運用の力を味方につけることが資産形成への近道になります。
FIREもその延長線上にあります。働いて得る収入だけでなく、資産にも働いてもらう。この考え方を理解することが、将来の選択肢を広げる第一歩になるでしょう。
