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子供の金融リテラシーは親の行動が一番の教材!わが家のお金の教育で気づいたこと

子供には、お金を大切に使える人になってほしい。将来、自分でお金を管理し、必要なものにお金を使い、投資についても適切に判断できるようになってほしい。

そう考えて、わが家でも子供への金融教育を少しずつ試してきました。

わが家の子供は、小学校低学年と幼稚園児です。まだ難しい金融知識を教える段階ではありませんが、お小遣いや買い物など、日常生活のなかでお金について学べることはたくさんあります。

ただ、いろいろと試してみて、最近感じていることがあります。

子供は、親が教えようとしたこと以上に、親が普段どのように行動しているかを見ているのではないか。

今回は、わが家で実際に試してきたお金の教育と、そこから気づいたことについて紹介します。

お小遣いを報酬制にしてみたけれど、うまくいかなかった

最初に試したのは、お手伝いや勉強に対して報酬を支払う方法です。

私自身、もしお手伝いや勉強をすることでお金がもらえるなら、毎日頑張って、できるだけ多くのお金をもらおうとすると思います。

頑張った分だけ報酬がもらえる。子供にとっても、わかりやすい仕組みではないかと考えました。

そこで、子供にもお手伝いや勉強に対して報酬を設定してみました。

ところが、実際にやってみると、思ったようにはいきません。

頑張る日もあれば、やらない日もあります。数カ月ほど試してみましたが、結局、自然とやらなくなってしまいました。

もちろん、報酬制そのものが悪いわけではありません。子供の性格や年齢によっては、うまく機能することもあるでしょう。

ただ、少なくともわが家では、私が考えていたほど子供のやる気にはつながらなかったようです。

ここで気づいたのは、自分にとって効果的な方法が、子供にも同じように効果的とは限らないということです。

親はつい、自分ならこうする、自分ならこう考えるという基準で、子供にも同じことを期待してしまいます。

しかし、子供には子供の性格や価値観があります。親の考えた方法をそのまま当てはめても、うまくいくとは限らないのです。

お菓子を我慢できない子供。将来が心配だった

もう一つ、気になっていたことがあります。

わが家の子供はお菓子が大好きです。家にお菓子があれば、ある分だけ全部食べてしまうことがありました。

今日食べてしまったら、明日食べる分がなくなってしまう。だから、少し残しておいた方がいいよ。

そう言い聞かせても、結局は我慢できずに食べてしまう。そんなことが何度もありました。

目の前にあるものを我慢して、先のことを考えて行動する。大人なら当たり前にできると思うことでも、子供にはなかなか難しいようです。

私は、そんな子供の姿を見て、少し心配していました。

お金についても、手元にある分をすぐに使ってしまうようになるのではないか。欲しいものを我慢できず、将来、浪費家になってしまうのではないか。

もちろん、お菓子を我慢できないことと、将来のお金の使い方が直接結びつくわけではありません。それでも、目の前の欲求を抑えることの難しさは、お金の教育にも関係するように感じていました。

ところが、子供に何度も言い聞かせることとは別のところで、少しずつ変化が現れてきたのです。

親が節約する姿を見て、子供も変わってきた

私は普段、できるだけ浪費を控え、なるべく単価の安いものやリーズナブルなものを選ぶようにしています。

単に安いものを買うだけではありません。

どうすれば安く手に入れられるか、こちらの商品とあちらの商品ではどちらがお得なのか。そういったことを妻と話しながら買い物をしています。

子供たちの前でも、特に隠すことなく、いつもどおりに行動してきました。

すると、いつの頃からか、子供の方からこんなことを言うようになりました。

「これは高いから買うのやめとこうよ」

以前は、目の前にあるお菓子を我慢することも難しかった子供が、今度は自分から買い物について考えるようになったのです。

もちろん、子供が親の行動だけで変わったと断言することはできません。成長による変化もあるでしょう。

それでも、親が繰り返し節約の大切さを説いたからというより、日常的に節約する姿を見せてきたことが、子供の考え方にも影響しているのではないかと感じています。

言葉であれこれ教え込まなくても、毎日の行動を通じて伝わるものがある。

これは、子供への金融教育を考えるうえで、私にとって大きな発見でした。

節約を覚えたら、何でも我慢させればいいわけではない

ただし、私が子供に身につけてほしいのは、何でもかんでもお金を使わないことではありません。

お金を使わないことだけが正解になってしまえば、それはそれで問題です。

お金は、貯めるためだけにあるわけではありません。自分や家族にとって価値のあることに使うためにもあります。

その点についても、子供たちは少しずつ理解してきているように感じます。

最近では、自分のなけなしのお小遣いから、親へのプレゼントを買ってくれることがあります。

自分が欲しいものを買うために使うだけでなく、誰かを喜ばせるためにお金を使うという経験も、子供にとって大切な学びではないでしょうか。

大切なのは、必要のないものに何となくお金を使うのではなく、自分にとって価値があると思えるものにお金を使うことです。

わが家では、まず浪費を控えるという第一歩が身につき始め、そこから少しずつ、お金を使うことの意味についても学んでいるように感じます。

親としては、単にお金を使わない子供になってほしいわけではありません。お金を使うべき場面では、きちんと使える人になってほしいと思っています。

株主優待の話も、少しずつ

私は投資をしているので、子供たちにも株の話を少しだけしています。

とはいえ、小学校低学年と幼稚園児ですから、株式投資の仕組みを理解しているわけではありません。

株を買うとどうなるのか、企業の価値とは何なのか。そうした話をすべて伝えるには、まだ時間がかかりそうです。

一方で、株主優待については覚えてきました。

株を持っていると、その会社から商品やサービスなどを受け取れることがある。子供にとっても、具体的にイメージしやすいのだと思います。

もちろん、株主優待がもらえるという理由だけで株を買えばよいわけではありません。株価が下がることもありますし、優待制度が変更・廃止されることもあります。

ただ、身近な優待をきっかけに、会社や株式に興味を持つことは、金融教育の入り口になり得ます。

今は、無理に投資の知識を詰め込むつもりはありません。

まずは、日常生活のなかでお金に触れ、自分で考え、選ぶ経験を重ねていく。投資については、その先で少しずつ伝えていけばよいと考えています。

これから子供に伝えていきたい3つのこと

今後は、次の3つについても、子供の成長に合わせて少しずつ伝えていきたいと思っています。

1. 貯めることと増やすことは違う

お金を貯めることは大切です。しかし、貯めることと、お金を増やすことは別の話です。

預貯金には元本が守られる範囲での安心感があります。一方、株式などへの投資には、資産が増える可能性がある反面、元本割れのリスクもあります。

複利の効果や長期・分散投資の考え方についても、子供が理解できる年齢になったら、少しずつ伝えていきたいです。

ただし、投資をすれば必ずお金が増えるわけではありません。増える可能性と減る可能性の両方を理解することが大切です。

2. お金を守る力を身につける

お金を稼いだり増やしたりすることだけでなく、お金を失わないための知識も必要です。

うまい儲け話を簡単に信じないこと。知らない人にお金や個人情報を渡さないこと。よくわからない契約を安易に結ばないこと。

これからの時代は、インターネットやスマートフォンを通じて、お金に関するさまざまな情報に触れる機会が増えていきます。

便利なサービスを使いこなす力と同時に、危険な情報を見分け、自分のお金を守る力も身につけてほしいと思います。

3. 自分で考えて判断する力を身につける

最終的に目指したいのは、親の言うとおりにお金を使う子供ではありません。

自分で考え、判断できる子供です。

何かを買うときに、本当に必要なのか、価格に見合う価値があるのか、ほかに優先したいことはないのか。そうしたことを自分で考えられるようになってほしいと思います。

投資についても同じです。親が買っている株をそのまま買うのではなく、自分なりに考えて判断できることが大切です。

そのためには、親が正解を教えるだけでは不十分でしょう。子供自身が選択し、ときには失敗し、その経験から学ぶ機会も必要だと思います。

まとめ:子供に教える前に、まず親自身が実践する

子供への金融教育というと、お小遣い帳をつけさせたり、お手伝いに報酬を設定したり、投資の仕組みを教えたりと、何か特別なことをしなければならないように感じます。

もちろん、そうした方法が役に立つこともあるでしょう。

しかし、わが家で試してみた限りでは、親が考えた方法が必ずしも子供に響くとは限りませんでした。

一方、親が普段から節約を心がけ、買い物の仕方を考え、必要なものとそうでないものを判断する姿は、子供の目に自然と入っていたようです。

子供に浪費を控えてほしいなら、まず親が浪費を控える。価値のあるものにはお金を使ってほしいなら、親自身がそうする。投資について学んでほしいなら、親自身がお金と真剣に向き合う。

そうした日常の積み重ねが、子供の価値観を育てていくのではないでしょうか。

子供にはそれぞれの性格があり、成長するにつれて考え方も変わっていきます。

親が日々どのようにお金と付き合っているかは、子供にとって身近な教材の一つです。

私自身、まだ子供たちに十分な金融教育ができているとは思っていません。株の話も、貯蓄や投資の仕組みも、これから伝えていきたいことがたくさんあります。

ただ、焦って知識を詰め込む必要はないとも感じています。

まずは親自身がお金について考え、行動する。その姿を見せながら、子供が興味を持ったときに、一緒に考えていく。

そんな形で、子供たちがお金と上手に付き合う力を身につけてくれたらと思います。

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