ニュースを見るたびに最高値更新が話題ですね。
保有資産が増えるのはうれしい一方で、
「さすがに上がりすぎでは?」
「バブルなのでは?」
と感じる人もいるでしょう。
実際、相場は永遠に上昇し続けることはありません。
問題は、いつ下落するのか誰にもわからないことです。
バブルを予測するのは難しい
過去を振り返ると、「明らかにバブルだった」と言われる局面はあります。
しかし当時は、さらに上がるという意見も多く、下落開始のタイミングを正確に予測できた人はほとんどいませんでした。
高値だから売るべき、暴落したから買うべきと言うのは簡単ですが、実際に続けるのは難しいものです。
だからこそ債券という選択肢
株価の先行きを予測できないなら、資産配分そのものを考える方法があります。
その代表が債券です。
債券は株式ほど大きく上昇しませんが、一般的には値動きが比較的穏やかです。
株式市場が大きく下落した際のクッションとして期待できます。
ざっくり見ると、個人向け国債の利回り推移は下表の通りです。
| 発行月 | 変動10年 (初回金利) | 固定5年 | 固定3年 |
| 2025年1月 | 0.75% | 0.77% | 0.62% |
| 2025年7月 | 0.96% | 0.96% | 0.76% |
| 2026年1月 | 1.39% | 1.59% | 1.30% |
| 2026年4月 | 1.55% | 1.79% | 1.51% |
| 2026年6月 | 1.74% | 1.86% | 1.51% |
現在の個人向け国債は、超低金利時代の「0.05%〜0.2%程度の商品」とは別物と言える水準になっています。固定5年は1.8%台、変動10年も1.7%台まで上昇しています。
債券はリターンを捨てるためではない
債券を持つと、「どうせ株の方が儲かるのでは?」と思うかもしれません。
確かに長期的な期待リターンは株式の方が高いでしょう。
しかし重要なのは、暴落時に投資を続けられるかどうかです。
資産が半分になるような下落局面で、平常心を保てる人は多くありません。
債券を保有していることで値動きが緩和され、結果として長く投資を続けやすくなる可能性があります。
自分に合った割合を考える
正解の割合はありません。
100%株式で問題ない人もいれば、株80%・債券20%が安心な人もいます。
大切なのは、SNSで見かける最適解ではなく、自分が眠れなくなるほどのリスクを取らないことです。
私が考えている方法
株価が高いからといって、保有している株を大量に売却して一気に債券へ移すつもりはありません。
なぜなら、
- まだ株価が上がるかもしれない
- 一度に買うと購入タイミングが偏る
- 金利がさらに上昇する可能性もある
からです。
そこで私が考えているのは、毎年少しずつ個人向け国債を購入する方法です。
毎年購入すると満期が分散される
例えば固定5年の個人向け国債を毎年購入した場合、
- 2026年購入分 → 2031年満期
- 2027年購入分 → 2032年満期
- 2028年購入分 → 2033年満期
- 2029年購入分 → 2034年満期
- 2030年購入分 → 2035年満期
という形になります。
5年経過後は毎年満期がやってきます。
これによって、
「まとまった資金が長期間固定される」
という不安を軽減できます。
金利変動にも対応しやすい
今後、
- 金利がさらに上がるかもしれない
- 逆に下がるかもしれない
どちらになるかは分かりません。
しかし毎年購入していれば、高い金利の年もあれば低い金利の年もあります。
結果として、購入タイミングを分散する効果が期待できます。
株式の積立投資と同じで、「今が最高のタイミングか」を考えなくて済むのは大きなメリットです。
私が求めているのは利益より安心
もちろん長期的な期待リターンだけを考えれば、株式100%の方が有利かもしれません。
それでも、資産が増えた今だからこそ、一部を値動きの小さい資産へ移しておくことで暴落時にも落ち着いて投資を続けられるなら、それも十分な価値だと思っています。
相場の天井を当てたいわけではありません。
「もし大きく下がっても大丈夫」と思える状態を少しずつ作っていきたい。
そのための選択肢のひとつが、毎年少しずつ個人向け国債を買う方法です。
まとめ
株価が最高値を更新している今、不安になるのは自然なことです。
ただし、その不安から全て売却する必要もありません。
将来の暴落を予測する代わりに、株式と債券のバランスを見直す。
それも立派なリスク管理です。
相場が好調なときほど、守りの資産について考える価値があるのではないでしょうか。
